東京に来て初めて他大の卒展に行ってきた。
結論からいって、めっちゃ面白かった。芸大ブランドにかまけている人間は知らず知らずの内にぐさりと後ろからやられているのだろう。駄馬も十賀すれば麒麟に及ぶ。
武蔵野美の卒展、全体的に面白かった。油画の部屋を壊すっていう展示が印象に残っている。そして、芸文、視覚、9号館の展示もとても興味深かった。
芸大でいうところの芸術学科的ポジションに相当するのが芸文で、その学科の論文も全部目を通してきた。それを見て思った事は、あぁ、本当に芸大はクラシックな大学なんだな。ということだ。
彼らの中でクラシックな時代、中世だったり、ルネサンスだったり、まぁ、端的に言えば近代以前を研究テーマにしている人はほぼ皆無であった。いるにはいたが、ロマネスク建築とモネの睡蓮を掛け合わせたものだったり、セザンヌ作品の構図分析などがその例で、芸文の大方はやはり現代志向であった。
自分の実感としては、ムサビの芸文は、芸術学科とデザ科と音環を足して3で割ったような学部だと思った。これは自分で言うのもなんだが実に巧い表現だと思う。入念なリサーチで”新書”を一冊仕上げる、それがムサビ芸文の卒論だ。
それにしても、会場にいる、女の子顔面偏差値が芸大よりも圧倒的に高かった。是非とも一度、今まで一度も経験した事のない合コンなるものを三千世界の烏を殺してでもしてみたい。
他大見学、とっても勉強になりました。
いやぁ、設備すごすぎ。
追記:ムサビの芸文の卒論を閲覧する事ができるのに、芸大の芸術学の卒論を卒展でみることができないのはちょっとおかしいと思った。自分のたちの年には自分たちの卒論も卒展時にはぜひとも見られるようにしておきたいと思った。
文責 一ノ瀬健太
文責っていうの、一回使ってみたかったんだよね。なんかかっこいいね。
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