2011年10月21日金曜日

僕のブログは誰も見ていない。

evernoteで公開しないメモ帳とかなんかもいいと思うがそれはそれであって、やっぱ世の中に行ってもいいことはここに書いて広く世の中に公開しておくのも悪くはないだろう。

自分違和感が広く世の中に共有されそれが多く賛同されることを希う為である。

今はびーこけんの最中である。

びーこけんとは古美術研究旅行のことである。藝大の名物である。いうなれば、ある種の修学旅行といっても差し支えないであろう。

奈良の施設で二週間程寝食を共にし、遍く京都、奈良の神社、仏閣を基本にして巡る美の巡礼ツアーである。

施設は素晴らしい。ずっといても飽きなく思う。

今年の部屋分けが男子が少ないのもあって、うちの学科、藝術学科は男子にとっては天国である。風呂も洗濯機も取り合う必要もなく、和室の畳の部屋をさも王侯貴族のように広く使い振る舞うことができる。自転車もある。飯もなかなかうまい。量もかなりある。

一日一食の私にとっては実に素晴らしい毎日である。

ただ服装のコードには少し納得がいっていないが、最終的には人に対するリスペクトである。先生や助手さんに対する、神社や仏閣に対する敬意である。ただ禅の真髄を考慮に入れるとやや迷う。迷ってはいけないのであるが、迷う。


心の迷い、袴を着るかいなか、袴は着るなと言われている、しかし、ジーンズを履いている者もいる。ジーンズはダメだと、ジーンズをはく者には見学させないといっていたのではないのか。ふむ。そんなことを個別に呼ばれた時に言われていたのに、なぜ私だけ厳しいのであろうか、、、修行か、これも、、、時代時代のルールがある。明治の学生の格好は今の時代にふさわしくないらしい。袴はジーンズよりも柔らかい。柔らかいし日本文化を尊んでいる。この研修旅行は見る為のもである。パフォーマンスの場ではない。ふむ、ー確かに、一理。地震とかきた時にとっさに素早く動ける格好は確かにズボンである。スワットはやはり西洋の格好である。軍隊は西洋服である。納得。ふむ、それgと相手に無駄な気を遣わせないのが思いやりであるともいう。確かに。だが、利休でもいいではないか。相手をギョッと言わせていいではないか。好き者で良いではないか!京都でうつけで何が悪い!?すていはんぐりー、すていふーりっしゅ!よ。なんせうぞ、くすんでイチゴは夢よ、ただ狂へ。閑吟集よ。あぁ、レミゼラブル!ただ海原雄山みたいに古美術を見て回るのもいいかなとも思う。皆がみな学芸員になるわけでなし。小林秀雄になるものもいる。己を美しくして初めて美に近づく権利を有するのである。ゆめ、忘れるなかれ。袴、私はぴったりだと思う。古の都を古の美しい格好で闊歩して一体何がいけないのであろうか?わからん。何をそんなに怯えているのであろうか、まぁ、いいのである。まことには飲むべくなけれともこの世の習いということであろう。生臭坊主はいつの世にもいるもよ。美しき女淫の汁は吸うべきものである。啜るものである。そんなことを気にしている時点で前ではないのかもしれない。我を馬といわばこれを馬と言わん。老子である。

心穏やかに毎日を過ごしたい。

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