2011年4月16日土曜日

奇跡の発見

 奇跡の発見!!…をしたと思った。鳥獣人物戯画を上げ写しという技法で模写する授業中にたまたま書いていた象の場面が上げ写しによって描かれていたのではないか!?という発見をした。と云うのもその場面の汚れの部分が自分が模写する際に写し撮る紙のしみ出す墨の汚れの部分と一致していたからだ。ダッシュで研究室の扉をノックするも専門家たる教授はおらず、助手さんにそのことを報告した。はやく教授にあってそのことを報告したい、というか真偽を発見したいという気持ちでいっぱいだった。いやぁ、取材の嵐か、これだけで一生飯が食えるかもしれないと思っていた。助手さんをお呼びして、確認してもらった。いちおう、教授とお話しする前には自分で調べてから報告した方がいいと言われた。しかしそんな文献がどこにあるのかも知らないし、そんな時間すらももったいない、時は一刻を要するのだ!と思っていた。その日はほかの教授も見当たらず、おずおずと家に帰った。その日はそれ以上筆を入れることはできなかった。

 家でネットで鳥獣人物戯画を調べて見ると、あれ?!汚れがなかった。なぜだ?オリジナルの高額なレプリカをコピーしたのではないのか?どこを調べてもそんな染みや汚れはどこにも見当たらない。あれれ。

 
 う~ん、なんか不安になってきたぞ。

 翌日、自分の墨を引いた部分がその下写しの紙に沁みていることが自分の実験で確認された。がっくしくると同時に、大発見をしたと大興奮で研究室に向かった自分が何とも恥ずかしくなってきた。功を焦った人間には他のものの言葉は届かないのだと思った。自分の研究を横取りする為にそうやって時間稼ぎか何かをしているのではないかと勘繰ったりもした。結局そんなことはなかったわけだが、急いては事をし損ずるということを学んだ。あやうく大恥をかくところだった。ま、かいたってもよかったけどね。それが若さなんだから。とも思った。過ちてはすなわち、改めざるにはばかることなかれ。なわけだ。


 それともうひとつの大発見は、このブログで面白いことを書こうとすると更新が遠のくということだ。書いたからには面白くてはならないというのが心の奥底にあった。読んだ人が何らかの得るものがなければならないものにしようとしていた。結果、更新が滞る始末となる。だから発見した。毎日、何にもなくとも、ただ、単純に家計簿としてこのブログを使えばいいのだと思った。たんたんにその日使った金額を、金額だけをアップする日を造りたいと思った。根っからのエンターテイナーなボクチンにそれができるかが大きな分水嶺だが今日あたりか、次回にでも、すっと、家計簿だけで終わる日を作りたいなとも思う。やっぱり何かを書くというのは暇がないとできない作業であるなと思った。

 私は閑人である。天才は閑人でなければならないのである。平成の天下の逸民とは余がことである。


計1563円 ワイン、びーふめんちかつ、ねぎちゃーしゅー、らーゆたかなぱすたのぐ、ぱすた、あんどーなつ いずれもおかずは40パーセント引き。


 あぁ、腹いっぱいうまいもんが食べたいなぁ。

0 件のコメント:

コメントを投稿