写真実習でカラープリントをした。
暗室に入ると、そこは目を閉じても、閉じなくても変わらない闇の世界。一切が闇。文字通り目を開けようが開けまいが関係のない世界。
少しづつ少しづつ、目が慣れても何も変わらない。白黒のプリントの部屋は“明るい”。それはカラープリントの世界を知る前は、その世界はかなり暗闇だったのに。カラーの世界は白黒よりも暗い闇の世界。
すこし時が経つと、目は見えなくとも、脳が勝手に補正して手が見えてくる。これはもちろん、自分の想像力がもたらした幻影。だがそれがなかなか頼もしい。視覚障碍者の世界の一端に触れた気がしたが、実際の全盲の視覚障碍の人に聞いてみたところ、実際に目に見えるものはいつも薄茶色のクリームの世界が見えると言っていたのを思い出した。
印画紙という特殊な紙、ほんと蛍光塗料の明るさでもダメになってしまう紙をつかってプリントをする。
まてよ、写真の現像とプリントに就いてここで簡単に触れておく。写真の現像とはとり終えたフィルムをシートみたいな状態な感じにする作業のことをいう。プリントとは実際に俺たちが手に取って見る状態のことを指す。
印画紙も何も見えない暗闇の中でやりとりするから手と手が触れ合う。相手の手が冷たかったり、温かったりしてひやっとする。
本当に真っ暗だからちんちんを出してもわからない。事実に今日はちんちんを3回も出したが誰も気づいていなかった。
暗闇は人を大胆にする。
光が見えることのありがたみを肌でリアルに痛感した日だった。
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