しかと聴け。耳を澄ませ。わだつみの声をきけ。
世界を変える作業中に音楽を聴きたくなった。グルドのゴールドベルクは5万回聞いた。次は違う世界が聞きたい。クラシックはしばしお休み。さよならマタイ受難曲くん、しばしの別れ。
ふと浮かんだアニソン。
高尚な私の作品が例え決まっている文章をパソコンに打ち込むだけとはいえ、下賤で俗的な音楽に汚染されるんじゃないか、という心持もあるにはあったが、とりあえず好き嫌いはいけない。聞いてみよう。
アニソンといっても、エヴァ、らきすた、ハルヒは聞いていた。ハルヒに至ってはライブも見ていた。だからホントのところをいうとアニソンに関しては実は既にリスナーである。ただ、昔のアニソンは聞いていない。なんか古くてダサいものと思っていたから。
けど聞いてみた。好き嫌いはいけないよ。とりあえず飛び込んでみた。
一通り流して聞いているうちに、ある曲が耳に槍を突き刺してきた。
創世のアクエリオンであった。パチンコの機種だからという理由である種、蔑視していた自分がいたのは紛れもない事実だ。だがその自分がいかに間違ったものであったか改めて気付かされた。良いものは良いのである。それは譲れぬ。勝手に思い込みだけで判断することがいかに多いことか、曲だけではない。絵も彫刻も、映画も人も事件も、ものそのものを見ないで、耳で判断していないか?自分が感じたことに嘘をついて、人と同じであることで安心しようとしてやしないかい?という内なる声がしてきた。いや、見る前からこれはこういう絵なんだ、とかこれはこういう曲なんだ、これは金持ちの為に作られたんだ。これは貧乏人の為に作られたものなんだとかレッテルやバイアスを自らに課してものを“観察”していた。こういうものだ!という思い込み、バカの壁でものを見て考えていた。結局人に踊らされていた。自分で踊らす側になると決めていたのに、また初心を忘れていた。とりあえず自戒の念としてここにそのことを記しておく。
自分へ
迷ったら
古典に還れ!!!
とりあえず、神が好むような岩清水のような透き通ったこころのまなこでものを吟味したい。全てのものを自分の感じたまま表現したい。自分自身を偽ることを一番恐れたい。
創世のアクエリオン、とってもいい!!!!!っす!
本日の歳出;631円 也
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