2011年2月22日火曜日

ちいさな商店の流れは絶えずして 前篇

 おっはー!しんごままは今日も元気!おでかけチュッチュしてくれる!今日も9:14分スタートよん!


 昨日は何か買おうと夜の五時半ころに買い物に出かけた。自転車に乗ろうかと思ったが歩いて行った。なんだか歩きたい、そんな時が人間にはたまにある気がする。二本の足で大地に立ちたい。そんな気になる日がたまにある。昨日もそうだった。おととい買ったパスタの素がまだあるから、そんなに買わなくてもいい。節約節約、そんなことを思いながら100円ローソンとは、いつもとは違う方向へ歩き出した。大通りは車があって歩くのはあまり好きではない。遠回りになっても閑静な住宅街を歩く方がいい。昨日もそのたぶんにもれず、盛り場へ行くまでは閑静な住宅街を通った。

しかし、いつもと逆方向へいったにもかかわらず、また100円ローソンがあった。毎日100円ローソンや安いスーパーの半額になったものしか買っていない気がする。生活必需品は半額にはならないけれども、半額になるものは良く買う。昨年の10月になるまで一日1000円で暮らしていた。一日1000円で暮らしていることを誇りにしていた。だれもこれ以上安くはすごすことはできまい。そう思っていた。だが10月に自炊を覚えることになった。それまではすべて毎日、スーパーの半額弁当で過ごしていたから、食器なども、フライパンも使ったことはなかった。4月からのひとり暮らしから10月までずっとそんな感じだった。だが炊飯器を手に入れてから生活は一変した。米は5キロ1500円くらいで買える。1500円は一日1000円で生きる者にとってはけっこうな出費だ。投資という考えはけちには少し難しい。長期的視野に立たないとできない行為である。勇気をだして買った。変化を恐れてはならない。変化が合わなければ変えればいいだけのこと。とりあえず変化してみるのがいい。その日からできることが格段に増えた。まず食の多様性。ご飯はいつもスーパーの弁当のおかず付き弁当でしかお目にかかることができなかったわけだが、今では自分の手元にあり、本気を出せば40分くらいで炊くことができる。ご飯があるだけで食は広がる。たまごかけごはん、カレー、ふりかけ、お茶漬け、などなど、世界は大航海時代へと突入した。素を買ってくればチャーハンだって作れちまう。すげー、しかもうまいし。こうして私は遅ればせながらひとり暮らしを始めて半年が経って自炊ということを覚えたのであった。そうするとなんと、一日500円でいけることが判明した。自炊は食の多様性とともに、経済的にも優しかった。自炊万歳!なわけである。

 自炊をする経済的に貧しき者、もちろん私自身は日本に生まれた瞬間、世界的に見ていわゆる“勝ち組”だと思っている。いや、いううなればこの世に生を受けたというだけで“チャンピオン”だと思っている。精子が卵子にたどりつくまでの長く厳しい戦いに勝ち残った最高に運のいい奴だと思っている。神に感謝!まぁ、心はと~~~っても豊かだけど、ちょっぴり経済的に貧しいぼくちんにとって100円ローソンや格安スーパーは欠かすことのできないパートナーである。であるからそれがたくさん身近な所にできるのは大歓迎である。そう思っていたわけであるが、、、、


 現実はそんなユートピアな話ばかりではない。私が藝術家になったのにはわけがある。その理由とともに明日へとこの話を引き継ごう。

 続く  


本日の歳費;メンチカツ100 計100円 也

 このメンチカツにすべてがある。それではまた明日。

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