2011年1月7日金曜日

喰うことと、生きること 2

 就職か?自由か?それが問題だ!

 日本を覆う就活というマインドセットはもはや常識中の常識であるにもかかわらず、余のパソコンは何とも呑気である。州カツと表示するのは理由があるのかしらん。アメリカかどこかのかつ丼の親戚か何かだと思ってるのだろう。なんとも牧歌的で俺っちのパソコンらしくて、こいつぁ春から縁起がええわい。という感じでいつもエンジン01全開である。受験、就活、親、学校、会社のえも言わせぬ顔なしの圧力が無限の可能性を秘めた子どもたちの想像力を圧迫するどころか、窒息死させて、それどころかさらには根こそぎ刈って根絶やしにしてしまう社会の現状。小学生のなりたい職業が公務員なんてぇのは世もまさに末である。鎌倉の末法以上に末法である。大人になれば夢は消える。否、受験を控えれば夢は消える。せめて子どもの頃だけは夢だけみさせてあげようじゃないのよ。どうせ、はかなく散る夢だって、夢見たことに夢みたっていいじゃない。夢見たあの頃はかけがえのない財産になるんだから。過去に生きる人間にとってこれほど甘美で苦いものはないでしょうに。わかっちゃいるけどやめられない。そんなおとなだらけの“穢い”現世な世の中なんです。いつだって末法なんです。いつだって人間は苦しいんです。人間になったあの2001年宇宙の旅のあの瞬間からず~~っと苦しいんです。辛いんです。それより前に人間になっていたんです。ぼくたちは死者に花を手向けた瞬間から人間になったんです。人間の本質は言語です。遊びです。道具です。私の先行研究を踏まえた人間の定義は“不在を思うこと”です。ホモ=イマジェンヌスとでもしておきませうかね。まぁ、いいです。このことはおいおいかいていきませう。

 とりあえず話をもとにもどしませう。せう、よし。文が一気に平安や明治に戻る。締まる。人間は喰わねば生きては行けぬ。されど人間はパンのみに生くるにあらず。されどパンなくてはいきることあたわず。パンを得るには労働せねばならず、働かざる者食うべからず。ごもっともです。ごっつぁんです。三年寝太郎がいたっていいでしょ。落語の世界のお話でもいいでしょ。そこにいていいよ、という存在の全肯定、人はそれを愛とよぶんです。

 余の友人たちは自由を売った。金の為に、喰っていくために、夢を捨てた。諦めた。凡人にとっては、いつか突き付けられる真実がある。夢を追っては喰ってはいけぬ。夢は諦めねばならない。周りを巻き込んでまで追う夢なのか?自問自答してだす答え、就職という第二のゴールか、一生頭を垂れて、自分を殺し、見せかけのつくり笑いを浮かべ、喰うて、クソして、寝て、起きて…、のその毎日の繰り返しで生きざるを得ない真実。その大いなる夢を追い汗水流したものは幸いなり。彼らは夢知らぬものよりも、優しくなれるのだから。本気で夢を目指したものは挫折のやり場のない人生の悲哀を膝小僧をすりむいた日の夜に入るお風呂にゆっくりと浸すあの膝小僧のようにしみじみとそれを痛烈なまでに知る。それは弱さとはちがうからな、by加持リョウジ。小学生、中学生、高校、大学、会社、人間の頭には目に見えぬ天井がある。その天井がマインドセットである。ノミのジャンプである。しかし、その天井は意外に打ち破ることができるかも知れないのである。実はその天井は発砲スチロールでできているのかも知れないのである。鋼鉄でできているかもしれないのである。それはやってみなければわからないのである。今の世の凡人どもは牙を生まれながらにして折られた哀れなロンリ―・ウルフである。ラルフであるのならランク王国に出られるので、好きなことをやって食の心配もないのであるが、いや、ラルフも辛いのかもしれぬ。世に悩みなき人間は存在せぬのである。どんな金持ちでも悩みはあるのである。水嶋ヒロにも悩みはあるのである。当然である。悩みのないのは聖なる愚者か、人でなしの国の住人ばかりである。脱線戻す。

 天井は打ち破ることができるのである。ルフィがドン・クリーク戦の時に見せた大戦槍粉砕である。続ければしっかりと打ち破れる日は来るのである。たとえそれが鋼鉄の天井であっても毎日味噌汁を口に含み少しずつ床を腐食させ釘を抜き、その釘で脱出不可能と言われた網走刑務所から脱走した伝説の受刑者のようにあきらめず精進することが大事なのである。精進の使いかた待ちがっとる?総じて、意志の力である。鋼鉄の天井なら油圧でも劣化ウラン弾でも27インチ砲でも持ってきて打ち開ければよいのである。方法はいくらでもある。それこそマインドセットに陥らないことが肝要である。

 鼻を垂らしていた小学校の友人たち、授業の終わりの起立で違うところが起立していて立てなかった中学校の友人たち、ワキがを漂わせていた高校の友人たち、一緒にスクラムを組んだ大学の友人たち、そして、そして、魂を売った友人たち、今では腐った魚の目をしている友人たち、そんな君たちに、そんな君たちにあえていおう!

 向上心のない人間は馬鹿だ。と。


 俺が言ったんじゃないよ。Kがいってたんだよ。こころの先生に向かってね。

 まっ、実質俺が言ってることに変わりはないいんだけどね。精進。精進。

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